資格なしで未経験からはじめられる期間工の仕事ですが、採用されるためには企業の書類選考や面接に合格する必要があります。
期間工の面接では何が求められるのか、逆質問では何を訊くべきかわからないという方も多いでしょう。
この記事では、期間工の面接対策として逆質問への対応を解説します。これから選考を受けたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
期間工の面接ではどんな質問をされる？
期間工の面接でよくされる質問は、次のようなものです。
- 志望動機
- 希望する勤務期間
- 職歴
- 体力に自信があるか
- 健康状態
体力について質問されるケースはありますが、それ以外は多くの面接で質問されるような基本的な内容といえます。
期間工の面接では何を確認されている？
先に挙げたような質問をとおして、「面接では何を確認されているのか」について解説します。
履歴書の内容と発言に違いはないか
履歴書などの応募書類と質問への回答を確認し、真実を話しているかどうかを確認する目的があります。
仕事への熱意など、質問の内容によっては、履歴書と一言一句同じ回答にならないこともあるでしょうが、ある程度一貫性はあった方がよいでしょう。
受け答えの印象
面接では、質問に対する回答だけでなく、受け答えの様子も見られています。
特に、書類だけでは判断できない人柄、意欲、コミュニケーション能力などが、前向きに捉えられます。
身だしなみ
どのような身だしなみで面接に挑んでいるかも、面接官にチェックされます。
面接時の服装は「私服可」とする企業もありますが、スーツを着用するのが無難です。
スーツも派手なものは避ける、しわやよれがない状態にすることで、相手に良い印象を与えられます。ほかに髪型や爪などもよく見られるポイントです。
逆質問とは
逆質問とは、面接官から応募者に対して「何か質問はありますか？」といった形で投げかけられ、応募者が面接官に尋ねる質問のことです。
企業のメリット
逆質問を行う企業側のメリットには、「応募者の志望の強さの度合い」「コミュニケーション能力」「相性」を見極められることがあります。
企業の面接官からの質問と異なり、応募者から気になる点を質問してもらうため、応募者の積極性が測りやすく、取り入れる企業が多いです。
応募者のメリット
逆質問を行うことで、応募者にとっても「自身が抱えている不安や疑問点を解消できる」「入社後のイメージが膨らみ入社の意欲が高まる」などのメリットがあります。
どうしても見極めておきたいポイントがある場合、自由に質問できる機会は重要です。
面接の前に考えておくのがおすすめ
逆質問は自由度が高いため、「その場で思いついたら質問しよう」と考える方もいるかもしれませんが、事前に考えておくことをおすすめします。
先に述べたとおり、逆質問では応募者の志望度が問われます。どの程度、企業についてリサーチしているか、何に興味を持っているのかなどが重要になりますので、事前に質問したいことをまとめておくとよいでしょう。
逆質問の例文
続いて、逆質問の良い例文とその理由を説明します。
「入社前にしておくべきことがあれば教えてください」
入社目にしておくべきことなどを質問すると、積極性をアピールできます。
どのようなことがこれから働くうえで役立つのか知れるため、自身にとってもメリットがあります。
「どういった方が活躍されていますか」
どのような人材が活躍しているのか質問することで、企業への関心がアピールでき、加えて、自身のやる気もアピールできます。
具体的な話を聞くことができれば、働き方のイメージも膨らむでしょう。
「特にありません」と答えてもよい
「面接の中でしっかりコミュニケーションが取れた」「選考の中で疑問が解消された」と感じている場合、無理に逆質問をしなくてもよいです。
その場合は、選考を通して疑問を解消してくれたことへの感謝や、「お話を聞いてさらに意欲が高まりました」など一言伝えることで、より好印象を与えられます。
NGな逆質問の例文
逆質問は企業・応募者双方にメリットがありますが、内容によっては、良くない印象を与えてしまいます。
ここでは、逆質問のNG例文と、その理由を説明します。
「時給はいくらですか」など事前にわかる情報を訊く
求人情報や企業HPに掲載されていることは、質問しない方がよいです。面接の中で解消すべき疑問でない場合、手間を取ってしまいますし、リサーチ不足と判断されることもあります。
「休みは取れますか」「最短何ヶ月で契約終了できますか」など意欲を感じない質問
休みや契約終了に前向きな質問は、働く意欲を感じないため、良くない印象を与えます。
また、これらは求人情報などに記載されていることが多いので、前述のようにリサーチ不足ととられることもあります。
面接官が回答できない・しづらいことを訊く
企業の業績不振、不祥事、時給の低さなど、面接官が応募者に答えづらい質問はしないようにしましょう。
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