高収入求人を探す際に、期間工の仕事を見かけたことがある方もいるでしょう。実際どの程度の給与水準なのか、貯金の余裕はあるのかなど詳細を知る機会はなかなかありません。
本記事では、期間工として半年から1年勤めた場合の平均的な給与の総支給額や、期間工は貯金がしやすいとされる理由について解説していきます。期間工の仕事に興味があって情報収集をされている方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
目次
期間工は貯金しやすい?
期間工は日給1万円以上の求人募集が複数あり、大手自動車メーカーでは週休2日で月収30万円以上の求人募集も存在 します。入社後に一定期間勤務することで入社祝い金や契約満了時の報奨金などが支給される条件を付けている企業もあり、他の仕事と比較して高収入を目指しやすいことが待遇面における特徴です。
なお、期間工として有期労働契約を締結できるのは1回の契約で最長2年11ヶ月であり、企業によっては3ヶ月から6ヶ月勤続するごとに報奨金が支給 される場合もあります。収入を得る機会が多いことから、期間工は貯金しやすい仕事であるといえるでしょう。
半年~1年勤めた場合の実際の総支給額
実際の求人情報をもとに、期間工として半年~1年勤めた場合の給与、入社祝い金など総支給額の目安を紹介します。
例えば、時給1,250円で週休2日の3班2交代制である場合は「1,250円×8時間×勤務日数+残業代」になります。月20日勤務と仮定した場合「10,000円×20日+残業代」で月収20万円です。
これに加えて、残業が月30時間、残業手当が時給3割増と仮定した場合、「1250円×1.3倍×30時間」で月間4万8,750円であり、月収24万8,750円になります。
さらに、入社祝い金として合計30万円、契約満了の報奨金として6ヶ月経過ごとに20.5万円が支給される 場合の総支給額は、6ヶ月で199万7,500円、1年で349万円になります。
※参考「静岡(大森・境宿工場)期間社員採用情報」
残業時間や時給などは企業によって異なるため、実際の支給額は求人情報から個別に計算する必要があります。
長く勤めれば手当の増額がある
期間工では、契約満了ごとに支給される手当として、報奨金と慰労金があります。3年から4年の勤続で総額300万円以上になる求人も存在 します。
勤続期間に応じて増額されることが多く、6ヶ月経過時に20万円、1年経過時に30万円といったように、長く勤めるほど収入面でのメリットが増える仕組みになっています。
その他、企業によっては勤続手当または昇給という形で契約更新時に時給が上がる場合もあります。
期間工が貯金しやすい理由
基本給の高さや各種手当の他にも、期間工は求職者にとって貯金しやすい勤務条件や福利厚生が整っていることが多い仕事です。ここでは、期間工が貯金しやすい理由を3つご紹介します。
基本となる給料や手当が多い
期間工は夜勤や交代制勤務を実施している企業が多く、時間外労働や深夜労働などによる手当が付きやすい仕事です。契約更新によって昇給や報奨金・慰労金などが支給される場合もあり、短期間でまとまった収入を得やすいといえます。
また、期間工は学歴や経験を問わず募集している企業もあり、勤務条件によっては業務未経験でも高収入の職に就けることもメリットのひとつです。
寮を完備している
企業によっては福利厚生の一環で社員寮を用意しているケースもあります。家賃が無料となるため、賃貸の場合と比較すると居住費を抑えることができます。ただし、洗濯機やキッチン、バス・トイレなどが共用になっている場合もあり、水道光熱費や社員食堂の補助などさまざまな制限が付く場合もあります。
生活費を節約できるため、期間工は収入額に対して多くの金額を貯金できます。ただし、社員寮がある企業でも空きが無い場合や、一般の賃貸物件を借り上げているなどの理由で家賃が従業員負担になるケースもあるため、注意が必要です。
社員寮の利用を検討している場合は、応募する時点で確認しておきましょう。
勤務先や寮に食堂がある
期間工の職場には社員食堂が備えられているケースが多いです。。食事を社員食堂で取る習慣を付けることで食費を軽減し、節約できた分は貯金に回すことができます。社員食堂では一食が500円ほどで提供されていることが多く、自炊せずとも食事を取れる環境が整えられています。
栄養バランスを維持したい人にとって社員食堂は食費節約・健康維持などのメリットがあるでしょう。また、企業によっては食事補助手当が支給される場合もあります。
自炊をなるべく避けたい人や食費の節約を考えている人は、求人情報で社員食堂など食事面での福利厚生の内容を確認しておくことをおすすめします。
貯金をしたい人には期間工がおすすめ!
本記事では期間工が貯金しやすいとされる理由について解説しました。
期間工は基本給の高さや各種手当の多さによって高収入を目指しやすく、家賃や食費を節約しやすい環境が整えられている仕事です。また、継続的に勤務することで報奨金・慰労金が支給される企業もあるため、貯金を増やしたいと考えている場合に期間工は適した仕事のひとつです。
期間工の仕事は部品メーカーや車体メーカーなど企業によって体力的な負担や給与、勤務条件が異なります。応募する際には給与、勤務内容などを見比べながら自身に適した条件の応募先を探しましょう。